野球肩の痛みでお困りの方は津田沼のふなき接骨院へ
野球をする人は一度は聞く『野球肩・野球肘』
主に小・中学生の成長期に多く、フォームが崩れていたり投げすぎによって痛みが発生します。
野球肩とはボールを投げる動作時から投げ終わった後に痛む肩のことです。
有名なスポーツ障害ですが、野球以外にも投球動作があるスポーツにも同様に起こります。 バレーのスパイクや、テニス・バトミントンのスマッシュ等でも起こります。振りかぶって投げる動作に共通しておこるするものです。
野球肩の症状
夜間に突然生じる激烈な肩関節の疼痛で始まる事が多いです。痛みで睡眠が妨げられ、関節を動かすことが出来なくなります。
・ボールが指先から離れる瞬間や投げる瞬間が痛い ・ボールをリリース、投げ終わった1~3秒直後に痛む ・野球をしている時は大丈夫だが練習後に痛くなる ・練習中は痛むが、野球をしているとき以外は全く痛くない ・キャッチボールの最初は少し痛みがでるが、続けていると痛みがなくなる ・手を上げると痛む ・ユニフォームに着替たり、服を脱いだりする時に痛いときがある ・投げた翌日に肩が痛い
野球肩の原因
何度も繰り返し投げることで筋肉・靭帯が損傷したり、小中学生など骨格・筋肉が完成しない状態でのオーバーユースで起こります。
ピッチングフォームに問題があり引き起こされることも多いです。
ピッチングフォームで損傷を起こす要因
・投球時の体幹のぶれ
・投球時の肩や肘の下がり
・ボールが指先から離れるポイントがずれている
・スプリット、シュート、カットボールのポイントがずれている
・投げすぎにより負担が蓄積(オーバーユース)
投球動作は
ワインドアップ期→コッキング期→加速期→フォロースルー期と分かれています。
小・中学生はコッキング期に、高校生・大学生は加速期に痛めることが多いです。特にピッチャーはどこのフォームで痛めるかで治療内容が異なります。
内野手・外野手は捕球から投球動作までが短いので加速期が短縮されます。
特に高齢者の患者様では、腱の治癒能力が低下しており小さな断裂でも直りにくくなります。 このような年齢とともに進行する、あるいは外傷による腱板損傷に加えて、野球選手に見られるような、激しい運動により引き起こされる腱板損傷も存在します。
激しい運動による障害は、過度の運動により肩関節を構成する靭帯が引き伸ばされ、緩くなることが原因です。 このように肩関節が緩くなったことを肩関節不安定症と呼びます。 不安定症は腱板に加わるストレスを増大し、またインピンジメント症候群や腱板断裂を引き起こすことがあります。
野球肩の分類
腱板損傷、上腕二頭筋炎、インピンジメント症候群、滑液包炎、上腕骨骨端線傷害(リトルリーグショルダー)などがあります。 何度も負担のかかるフォームで投げていると負担が蓄積され、肩を痛めてしまいます。 主に肩甲骨周囲の筋肉・靭帯・回旋筋腱板『ローテーターカフ』が炎症を起こし肩に痛みが出現します。
腱板損傷(回旋筋腱板)
「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」の四つの筋肉が肩関節の動きを司り、 肩甲骨~腕にかけて働きます。最も痛めやすいのが棘上筋で、遠投が多い外野手とピッチャーに好発します。
肩を少しでも動かすと刺さるような痛みが出ます。
上腕二頭筋腱炎
力こぶの筋肉で肩に付着する筋肉で付着部に炎症が起こります。肘の捻り過ぎで起こりやすく内野手・特にショートに好発します。 捕球から投球まで素早いなどモーションを小さく腕の力で投げること等が原因となります。
インピンジメント症候群
回旋腱板が肩峰と衝突し炎症が起こる症状です。 肩を直角まで上げた時に痛みだすのが特徴で野球肩の7割はこれだと言われています。
上腕骨骨端線障害(リトルリーグショルダー)
投げすぎにより骨が剥がれてしまったり、骨が遊離してしまうものです。
いわゆる『関節ネズミ』と言われ、レントゲンで見ると骨が離れていたり、回転している場合もあり手術が必要です。 硬式ボールは軟式ボールと比べると、球の重さが10g違うため、リトル・ユースの子供に多く起こります。